Original

【広告出稿のポイント・私立大学編】学校の特色をズバリと打ち出すのが肝心

私立大学の広告を出稿する際には、大学のカリキュラム・校風・就職先や就職率など、学校の特色を打ち出した内容にしましょう。

また、学生だけでなく保護者にも学校の魅力を希求できるよう、広告の掲載先は信頼感のある媒体をお選びください。
こちらでは、私立大学の広告出稿のポイントをご紹介します。


目次


若年層の減少に伴い、生徒数の減少が予想されている

現在、日本は少子高齢化という状況に置かれ、今後ますます拍車がかかっていくことが予想されています。

2015年度に実施された国勢調査によると、1億2711万人の人口のうちで、15歳未満の年少人口が占める割合はたった12.7%でした。
それに対して、65歳以上の高齢人口は26.7%となっていることから、すでに若年層を高齢者が大きく上回っています。少子高齢化が加速した結果、日本の人口は将来的に「逆ピラミッド型」になると考えられているようです。

このような状況下において、社会全体において就業者よりも非就業者の割合が大きくなるなど、想定されうる問題は非常に大きなものとなっています。私立大学をはじめとした教育機関においても、若年層の減少に伴い今後著しく生徒数が減少していくことが予想されています。

現段階でも激化の様相を見せつつある生徒の確保ですが、将来的には各大学ともますます厳しい戦いとなることが予想されることから、担当部署の職員の方々は今まさに対策を講じている最中ではないでしょうか。

大学入試にかかわる18歳以下の人口は、2018年前後を境に減少していくと言われています。
大学入試をサポートする予備校が次々と校舎の閉鎖を余儀なくされる一方で、経営の行き詰まりから倒産する大学まで問題視されている状況です。

このように大学を取り巻く危機は「2018年問題」と呼ばれています。これまでは、社会全体における進学率の上昇によって生徒数を確保し、経営が成立していた大学であっても、2018年以降の生き残りはさらに難しいものになってゆくでしょう。

大学入試における生徒確保がこれほど激化した理由は、若年層の人口減少だけではありません。
そこには、過去に起こった大学数の増加もかかわっているようです。
志願者の増加を見込んで、4年制の私立大学が増加したことで、生徒の獲得はより難しいものになりました。

「2018年問題」への関心が高まった当時、すでに定員割れを起こす私立大学が少なくなかったようです。
現在、定員割れを起こしている私立大学は5割にものぼると言われ、各大学がさらなる危機に立たされています。


入学者を増やすために広告宣伝は力を抜けない

私立大学を取り巻く厳しい状況下で、今後も入学者を増やすためには、「広告宣伝」が重要となります。

教育機関である私立大学にとって、一般的な民間企業のように広告宣伝が重視されるのは、やや違和感をおぼえる側面もあるかもしれません。
しかし、教育機関とはいえ学生は進学するために学費を支払いますから、私立大学にはそんな学生に選んでもらうための集客が必要となるのです。
まずは学生やその保護者に、大学の存在を知ってもらえなければ何事も始まりません。
オープンキャンパスに足を運ぶ学生を増やすためにも、広告出稿による集客を検討しましょう。

大学の広告宣伝では、その広告を見る学生や保護者の方へ訴えるべきポイントがあります。
まずは、学生が進学したい大学のイメージと、その大学が合致しているかどうかです。
その大学に進学したときに受けられる教育の内容も、同様に重要となります。さらには、進学後さらに控える就職について、企業から求められる技能を身につけられるかどうかも、広告宣伝に必要な情報です。
これらの内容がより広く人の目にとまることで、志願者を増やすチャンスにつながります。

私立大学が広告戦略に成功し、生徒数の確保につながった事例として有名なものに、近畿大学のケースが挙げられます。
近畿大学では、従来の私立大学とはまったく異なる、ユニークな広告宣伝が行われました。
たとえば、“マグロ大学って言うてるヤツ、誰や?”という印象的なキャッチコピーに、巨大なマグロの写真が組み合わせられたポスター。
同大学が「近大マグロ」の研究でその名を知られる存在であることをふまえ、今後マグロのほかに研究を強化する取り組みが宣言されています。

また、神戸女学院大学が70周年を記念して制作した広告は、“女は大学に行くな”という衝撃的な出だしが、若年層を中心として話題を呼んだ事例です。
公共交通機関に貼り出されたこちらのキャッチコピーは、「女は大学に行くな、という時代があった。」から始まり、多くの女性が大学へ進学する現代の幸福を、改めて見つめ直せる内容となっています。
強い共感を呼び起こすことで、大学のカラーを多くの方に知ってもらう景気となり、知名度アップにつながった広告宣伝だと言えるでしょう。
多くの私立大学が広告宣伝に力を入れる今、ほかの大学との差別化をはかり入学者を確保するためにも、これまでとは異なる広告戦略が求められています。


「学校の強み」をしっかり伝えることが大切

私立大学の広告宣伝では、いかにその学校の強みを伝えられるかが重要となります。
志願者となるターゲットに対して、学校のイメージを伝えるとともに、受けられる教育の内容を紹介し、就職につながる点も希求していきましょう。


ここでは、その学校の強みを伝えるにあたり、広告宣伝に含めたい内容として、カリキュラム・校風・就職先という3つのポイントをご紹介します。

カリキュラム

大学進学の目的は志願者によって異なるものの、いずれの志願者も“その大学に学びたい分野を学べる環境があるかどうか”を重視します。

場合によっては、保護者がカリキュラムを確認するケースもあり得るでしょう。
“そこで何を学べるか”は、学校の強みを伝える上で、最重要項目です。

特に、特殊なカリキュラムが用意されている私立大学にとって、その特徴はほかの大学との差別化につながる、大切なアピールポイントとなります。
ここでしか学べないことは何かを紹介し、志願者の将来につながるカリキュラムが組まれているのを、ぜひとも伝えなければなりません。

学生にとって魅力的な学習環境が整えられていることは、ほかのどのような項目と比べても、大学の魅力を伝える上で欠かすことができないポイントです。


校風

それぞれの私立大学には、“校風”というべきカラーがあります。

たとえば、学生の裁量が大きい自由な校風の大学や、大学側からのサポートが手厚く面倒見のいい校風の大学をはじめとして、それぞれに個性があるはずです。

また、ミッション系大学や仏教系大学など、その大学の宗派によっても、キャンパスの雰囲気が大きく変わることでしょう。
同じ4年制の私立大学でも、どのような校風の大学に進学するかによって、その後の学生生活は大きく異なるものになります。大学の校風には、どれが優れているのかという基準はありません。

しかし、志願者との相性が現れやすいポイントであるため、大学のカラーが伝わる広告宣伝を意識しましょう。


就職先や就職率

進学先の大学を検討する際、多くの志願者とその保護者が関心を持つのは、就職先や就職率などの情報です。

大学の学びで得られるものは、必ずしも就職に限定されるわけではありません。
しかし、進学後に就職が控えていることからも、これらの情報をアピールポイントとして活用しない手はないでしょう。
特に、専門性の高いカリキュラムが用意されている私立大学には、特定の業界への就職率が高くなるなど、ほかの大学とは異なる特徴があるはずです。

広告宣伝を通して、就職先の情報を伝えることは、将来的にその業界への就職を志す志願者を集めることにつながります。
また、就職率の高さをアピールすれば、学生の進学先を左右する保護者に安心感を与えられるのも、メリットだと言えるでしょう。


広告で魅力を伝える方法:各媒体への広告掲載

それでは、私立大学の広告宣伝は一体どのような媒体に掲載するのが効果的なのでしょうか? 

まず、学生の目に留まりやすい広告媒体として、テレビCMやSNSでのプロモーション枠などが挙げられます。
多くの学生が利用しているSNSでは、インパクトのある広告宣伝が、またたく間に拡散されるケースが散見されます。
スマートフォンのアプリからラジオを視聴する受験生へ向けて、ラジオCMを利用するという方法もあるでしょう。

新聞広告や電車の中吊り広告は、保護者の目に留まりやすくなるでしょう。
保護者をはじめとした関係者からの知名度は、志願者となる若年層からの知名度と同様に重要となります。
保護者は子どもの大学入試にかかわるキーパーソンであり、保護者のアドバイスによって進学が決まるケースも珍しくありません。
したがって、広告媒体は保護者の目に届きやすいものであるかどうかも、検討する際のポイントです。

そのほかに保護者の目に届きやすい媒体として、各自治体から発行されている「自治体広報誌」や、「自治体の公式サイト」などが挙げられます。
これらの媒体の特徴は、とりわけ保護者からの信頼度が高いということです。
公共機関から配布される冊子は、地域情報を得るために目を通す家庭が多く、さらには情報に信憑性があります。

また、その大学が所在する市町村は、文化祭に地域住民が足を運ぶなど地域との結びつきが強いことから、広告宣伝の費用対効果も高くなると考えられます。

まとめ

私立大学の広告宣伝のポイントをご紹介しました。「2018年問題」を筆頭に、少子高齢化によって私立大学が受ける影響は甚大です。

大学入試で志願者を確保するためにも、広告宣伝による影響は無視できません。

私立大学の広告宣伝には、大学のカリキュラム・校風・就職先や就職率などの情報を盛り込み、その大学の特色をズバリと打ち出しましょう。


また、広告の掲載先には学生本人だけでなく、保護者へのアピールもできる媒体を選ぶのが好ましいと考えられます。
特に、信頼感のある「自治体誌」や「自治体の公式サイト」への広告掲載については、ぜひ自治体を専門とした広告代理店である株式会社ホープにお任せください。